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《5-10-8の原則》−元気が出る昇給・査定方法
経営者・人事担当者にとって昇給やボーナスの査定は、頭の痛いものです。報酬を上げてやりたい のま山々であるが、人件費が膨らむと業績が悪化してします。毎回、このような問題にぶつかりま す。
私は、査定にあっては「5-10-8の原則」で臨むことを勧めています。「5-10-8の原則」とは、5人で 10人分の仕事をして8人分の給料をあげるという基本法則です。この原則が達成できれば、従業員 にとっては自分の給与は1.6倍になるから良い話しです。一方、会社にとっても、人件費は1.6倍にな りますが、生産性は2倍になるので、業績があがります。
もちろん、一気にこの状態にすることは大変難しいことです。しかし、経営とはビジョン・方針を示すこ とです。したがって、経営陣は「5-10-8の原則」を目指すことを明示することはとても大切であると思 います。
一気に生産性は2倍にすることは難しいし、人件費も1.6倍にするのはもっと難しいことでしょう。その 場合、増分で考えては如何でしょうか。私のクライアント企業では社長の英断により、昇給額をこの 方針で決めました。つまり、5人で10人分の生産性向上を図り8人分の生産性向上にみあうだけ昇 給させるというやり方です。
私は、この方式は非常に現実的であり、素晴しい運用法だと思いです。現在、この方式導入の効果 がどのようになるか期待して待っているところです。


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