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FAQ
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株式公開とは文字どおり株券を株式市場で公開して誰でも取引できるようにすることである。
ただし、一口に株式市場といっても、我が国には一〇以上の株式市場があるので、株式公開の方
法・場所も様々である。
多くの株式市場のうちで最も大きくてステータスも高いとされているのが、東京証券取引所第一部
市場、いわゆる東証一部である。この市場に公開している会社が東証一部上場企業である。現在、
約一三〇〇社程度である。この市場に直接することはとても難しく、NTTやJRなど一部の企業に限
られている。
多くの企業は、まず店頭市場に登録して、その後、東京証券取引所第二部市場を経由して、東証
一部に指定替えを受けるなど、段階的に東証一部に登っていく。
なお、一般に証券取引所で株式公開する場合は上場、店頭市場で株式公開する場合は登録と用
語を使い分けていた。したがって、証券取引所で株式公開している企業は上場企業と呼ばれ、店頭
市場で株式公開している企業は登録企業と呼ばれて、区別されていた。
2000年から店頭市場での公開も上場と呼ばれるようになっている。
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企業に当たってどのような点が留意する必要があるのか。(ネックは何か。)
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人材の確保が最大の問題であろう。かつてはベンチャービジネスでは資金調達が難しく、これが成
長のネックとなっていた。しかし、この点については、近年におけるベンチャー・キャピタルの盛隆な
どにより、むしろ資金を調達しすぎることでベンチャービジネスが破綻するケースが目立ってきた。
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